Everlasting a Conception

帰るべき街 1

モドル | トジル | ススム
 爽やかな皐月の風がさらりと頬を撫でる。
 心地よさを感じながら一人の青年が丘から懐かしそうにとある街を見下ろしていた。
 瞳をいったん閉じ、ゆっくりと開く。

「ただいま、エンフィールド」

 初めて来た時と殆ど変わらぬ街に、一年振りの声をかけた。
 青年は、今の時期と同じ“五月”という名を持っていた。





 


亮祐:管理人です。やっと書いた五月くんの話し。最初書いたやつが2002.1.1でこれが2002.2.25だから約二ヶ月。 今にして思うと時間かけすぎ。これからはもっと早く書けるように頑張ります。ではこの次で。


BGM:『空も飛べるはず』/スピッツ

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