ジバクくん

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  無題3  

ルーシー「なァなァ爆、おもしろいもの見せたろうか?」

爆「なんだ?」(ちょっと身構える)

ルーシー「コレや」(そう言ってアルバムを取り出す)

ピンク「何コレ?」

ルーシー「アタシらが入学した時の写真をアルバムに

      とじたものや!」

カイ「ずいぶんなつかしいものを持って来ましたね」

ピンク「そうね。ねッルーシー見せてよ」

ルーシー「だめー。爆が先。ハイv」(アルバムをわたす)

爆「ふうん。オマエらぜんぜんかわってないな」(アルバムを見ながら)

カイ「そうですか?」

ピンク「アタシはちょっとかわったわよね?このころショート

    だったし」

爆「カイ、オマエきんちょうしまくってガチガチだな」

カイ「放っといて下さい。ところで覚えてますか?

   入学式のあのアイサツ」

ルーシー「ああ、アレかァ」

ピンク「もちろん覚えてるわよ。忘れられるわけないじゃない」

爆「なんだ?何かあったのか?」

カイ「ええ。あったんですよ」

 

(入学式の時の事を話し始める)

 

シルバ『それでは生徒会長からのおいわいの言葉です』

(数分経っても出て来ない)

シルバ『生徒会長?』

一同「ザワザワ…」

ハヤテ『生徒会長は急病で休みだッ!つーわけで

     初等部三年B組ハヤテがてめーらに

     いわいの言葉を送ってやるッ!』

『特別ゲストでオレもいるぜーッ!』

在校生「よっしゃー!やれ二人共!」「きゃーー激ーーッ!」

    「がんばってーーv」(とにかくさわぐ)

新入生「……アゼン……」(とにかくアゼン)

デッド「ふうん…」(うすく笑う)

ハヤテ『この学園はなまはんかな覚悟でやっていける所じゃねェ。

    死ぬドキョウがない奴は今すぐやめなッ!』

激『強い奴が生き、弱い奴が死ぬ。いわば弱肉強食の

  世界だッ!弱者になりたくなきゃ“GS”になれるくらい

  強くなりなッ!』

在校生「その通りだーーッ!」

    「二人共かっこ良ーv」(とにかくアオる)

新入生(この学園に入学した事をちょっとコーカイ中)

 

爆「なんだかしょーもない事があったんだな…」

ピンク「そう…。でもコレで終わったわけじゃないわ…」

 

(再び話し始める)

 

激『そんじゃあコレで終わりにするぜッ!』

ハヤテ『あっそうそう、大切な事忘れてた』

一同「…?」

激・ハヤテ『生徒会長は変態だーーーーッ!!!!!』

新入生「ドターーーーッ!!!」

在校生「その通りッ!」

    「今さら当然の事言うなーーーッ!!!」

    「よく言ったわーーーーッ!!!」

(突然殺気があらわれ、つづいて鋭い音が響く)

親友生「なッ何?何の音ッ!?」

在校生「雹生徒会長だーーッ!」

    「きゃーーーーッ!!!」

(ステージの上で数度斬り合いが続く

ハヤテはすでに逃げている)

雹「激…君はどうして僕を怒らせるような事ばかり

  するのかなァ?」

激「本当の事を言っただけだろ?いつまでもかくし通せる事じゃ

  ないと思うぜ?」

雹「気に入らないね。なんならここで決着をつけるかい!?」

激「そうこなくっちゃッ!!」

(鋭い音が響く)

カイ「あっあの止めなくて良いんですか?」(在校生の一人に話し掛ける)

乱丸「あの二人はいつもあーなんだ。それに僕ら普通の生徒じゃ

    止めるのは無理だよ。止められるとしたら…」

炎「キサマらいいかげんにしろッ!!!」

雹「炎…」(激の棒を受け止めたまま炎の方を見る)

炎「今は入学式の時間だろうがッ!在校生の代表が

  何をしているッ!」

雹「ケンカを売ったのは激だよ?それに君には関係の

  ない事だろう?」

激「そうだ!コレはオレと雹の問題だ」

デッド「アナタ方の言い分はよくわかりました…」

一同「うわァァァッ!!!」

炎「オマエいつからそこにいたんだッ!?アブないゾ」

デッド「心配してくれてありがとうございます…。

    ですが新入生代表としてだまっていられなかったんです…」

雹「君が新入生代表?」

デッド「そうです…。代表として言わせて頂きたいと思います。

    この学園は拘束に引っかからなければたいていの事は

    自由です。ですが、大切な式の途中で刃物を

    ふりまわして良いのですか?特に雹生徒会長と

    激さんは“GS”という誇り高い立場にいる方でしょう?

    そんな方がこんな子供じみたオロカな行為をして

    恥ずかしくないのですか?」

雹「…たしかに君の言う通りだ。ここはおとなしく僕の方から

  剣をひこう」

デッド「ありがとうございます…」(軽く頭を下げる)

激「ケッ…つまらねェ」

炎「元の原因がオマエとハヤテにあるんだぞ?」

(激の頭を掴む)

炎「式が終わったら説教してやるからな」

激「ゲーッ 手短に終えてくれよ」(炎、雹、激退場)

デッド「それじゃあ式の再開ですね…」

シルバ『あッ…え〜と対は新入生代表の言葉です』

デッド『…正直言うと、一体何を話せばよいのか

    よくわかりません…。ただコレだけは言えます…』

(ここで言葉をきる)

デッド『雹生徒会長や激さんのようになるために

    この学園に来たわけではありません…』

一同「たしかに」「アンな風になったら終りね」

   「つーかなれねェって(笑)」(とにかくさわぐ)

雹「…うるさいよ君達…」

「寝こみてーのか…?」(殺気)

炎「だから落ち着けッ!」(あわてて止める)

デッド『これで終わります…』

シルバ『あッえーとコレで入学式を終わります。

     生徒の皆さんは各自の教室に戻って下さい』

(一同 体育館から出て行く)

シルバ「――ったく、このまんまじゃ先が思いやられるよ…」

(ボソリとつぶやく)

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