ピンク「爆、オハヨー」
カイ「おはようございます、爆殿」
爆「ああ…」
ピンク「どうかしたの?目の下すっごいクマよ」
爆「別に…なんでもない」
デッド「なんでもない…?本当に…?」
3人『うわぁぁッ!』
デッド「なんでそんなにおどろくんです…?」
ピンク「だって突然あらわれるから…」
カイ「そうですよ。本当に寿命がちぢむかと思った」
デッド「すみません クセなんです…」
爆「嫌なクセだな…」
デッド「何か言いましたか…?」
爆「いや別に」
デッド「それにしても爆くん、寝不足はいけませんよ。せっかくかわいい顔してるのに…」
爆「気色の悪いジョーダンはヤメロッ!!!」
デッド「僕がジョーダンを言うように見えますか…?」
3人「見えない…」(心の声)
ライブ「あー♪爆 カイくんピンクちゃんおはよー♪
デッド お客さんだよ♪入り口の所にいるからね♪」
デッド「わかりました…。ありがとうライブ…」
カイ「“お客”ってなんですか?」
ライブ「ポラロイド売ってるの♪デッドあー見えて写真とるの
上手なんだよ♪」
ピンク「ポラロイドってアイドルの?」
ライブ「ううん♪僕とかの♪」
3人「・・・・・・」
ライブ「どうしたの?」
爆「オイ…仮にもオマエはデッドの兄キだろうが…
なぜそんなにアッケラカンとしていられるんだ…?」
ライブ「別に犯罪じゃないんだから良いじゃない♪」
爆「そりゃまあそうだが…」
ピンク「ねぇ…アタシ今思ったんだけど“僕とかの”って言ったわよね…」
ライブ「言ったよ♪」
ピンク「って事はアンタ以外の人の写真も売ってるって事よねッ!?」
ライブ「大正解〜♪ピンクちゃん頭良〜♪」
カイ「いったい誰の写真を売ってんですかーーーッ!?」
ライブ「僕もよく知らないけど、GCの人たちの写真は一通り売ってるんだって」
爆「ちょっと待てッ! って事はオレやカイやピンクの写真まで
売っているという事なんだなッ!?」
デッド「そういう事になりますね…」
3人『うわぁぁッ!!』
ライブ「あっデッドおかえりー♪どうだった?」
デッド「上々でしたよ…。 7枚も売れました…」
ピンク「1枚いくらすんのよ?」
デッド「500円です…」
カイ「めちゃめちゃ高いですね。誰が買うんです?」
デッド「その人の事が好きな人です…。ちなみに今一番売れているのは
ライブなんです…」
爆「なぜだ?」
デッド「かわいいからです…。男女共に人気があるんです…」
ピンク「納得…」
ライブ「デッド、誰の写真が売れたの?」
デッド「文化祭でライブとアリババさんが女装したでしょう?その時の写真です…」
爆「なんだってそんな悪趣味なモノ買うんだ?」
ピンク「爆… 人の趣味をアレコレ言うもんじゃないわよ」
爆「そりゃまあそうだが…」
カイ「ですが勝手に写真をとられて、それを売買されているとなると、
あまり良い気持ちはしませんよ」
デッド「でしょうね。ですが僕がやらなくても他の誰かが
やりますからねぇ…。だったら親しい人にさせた方がマシでしょう?」
爆「本当に親しかったら、そんな事せんわッ!」
ライブ「爆の言う通りだね♪でもデッドの趣味は商売だから
しょうがないんだよ♪」
3人『しょうがないわけないだろッ!』
ピンク「とにかくアタシ達の写真今すぐ返しなさいよッ!
あと売った人のリストとかあったらソレも」
デッド「嫌です…。と言うか今は1枚もありません…」
カイ「じゃあさっき売った7枚が最後なんですか?」
デッド「そうです…」
ライブ「めずらしいね♪デッドがザイコきらすなんて♪」
デッド「ええ…。そろそろ足をあらおうかと思いまして…」
爆「――で?いくらかせいんだんだ?」
デッド「だいたい…300万くらいでしょうか…」
ピンク「ちょっと待てーーーーッ!!!つまり 6000枚は売ったって事ねッ!?」
デッド「そうなりますね…」
カイ「頭痛くなってきました…」
ライブ「大丈夫?」
爆「大丈夫なわけないだろうが」
デッド「ちなみに1番売れたのって爆くんなんですよね…」
3人『何ーーーーーーーッ!!!???』
ピンク「アンタさっき“1番売れたのはライブ”だって言ったじゃないッ!!!」
デッド「ちがいますよ…。“今1番売れているのは”と言ったでしょう?」
ライブ「つまり総数でいくと爆が1番多いんだよ♪」
ピンク「誰が買ったのよ…」
デッド「それは言えません…。お客のプライバシーの保護は
あきんどとして当然の事ですから…」
カイ「でも…なんとなく予想できますよ…」
爆「キグウだな。オレもだ」
〔一方そのころ、生徒会室で雹がクシャミをしていた〕
キーンコーンカーンコーン
デッド「あッチャイム鳴りましたね…。では僕はコレで…」
ライブ「バイバイ、またね♪」
爆「2度と来るな…」