キン肉マン原作&アニメ沿い連載夢小説「Amadeus」

超人委員会主催による「赤ずきん」

モドル | トジル | ススム

注意

※この小説はBLですが夢、いわゆるドリーム小説でもあります。(キャラ×男主人公、男主人公×キャラ夢ではありません)

※CP入り乱れてます。

※キャラ壊れてます。特に正統な某英国、某牛、某緑マスク、某将軍、某夫人ファンは観覧をお止めください。

※犯罪チックです。

 

 

 

     超人委員会主催による「赤ずきんちゃん」

 

キャスト

赤ずきん:

赤ずきんの保護者:ザ・ニンジャ,ウォーズマン,キン肉マン,テリーマン

狼:????

おばあさん:????

猟師:????

花:????

スタッフ

ナレーター:ラーメンマン

演出:

音響:アシュラマン

照明:ウルフマン

セット:ミート,ジェロニモ

 

 

ラーメンマン(ナレ):昔々、ある所におじいさんとおばあさんが

(演出):それ別の昔話だろっ! 桃太郎とか、かぐや姫とかっ!

ラーメンマン(ナレ):ああ、すまない。台本をまちがえていた。

(演出):頼むからしっかりしてくれよ……。確実にとんでもない劇になるんだから。

ラーメンマン(ナレ):気を付けよう。では、昔々ある村に、小さく、それまで誰も見たことがないくらい可愛い女の子がおりました。女の子はおばあさんから貰ったお気に入りの赤頭巾を被っている事から赤ずきんと呼ばれておりました。――が、実際はちゃんと呼ばれておりました。

ウルフマン(照明):赤頭巾の意味ねぇーーーーっ!!

ラーメンマン(ナレ):赤ずきんことちゃんは森の外の家で数人の保護者と共に暮らしておりました。そんなある日、赤ずきんの保護者兼お母さん的存在のザ・ニンジャが言いました。

ニンジャ(お母さん):ここでもお母さんでござるか……。(※本館「血盟軍の…」参照)

(演出):保護者4兼お母さんっ! 気持ちは解るけど黄昏ないっ!!

ニンジャ(保護者4兼お母さん):コホン…ちゃん、おばあさんが病気でござるからこのお見舞いを持って具合を見てきてもらえるか?

(赤ずきん):うん!

テリーマン(保護者2):さあ、これがお見舞いの赤ワインとクルミパンだ。無くさないように。

キン肉マン(保護者1):大丈夫か? ちゃん。

ウォーズマン(保護者3):なんなら俺が行こうか?

(演出):保護者3っ! それやったら赤ずきんの意味がなくなるっ!

ウォーズマン(保護者3):そ、そうか。

(赤ずきん):大丈夫だよ、ウォーズおにいちゃん。、一人でちゃんとおばあちゃんのところへ行けるよ。

ニンジャ(保護者4兼お母さん):よいか? 暑くならぬうちに行っておいで。外へ行ったらお行儀よく。道を走ったりしてはならぬぞ。そんなことをして転んで怪我をしたら大変でござる。

ウォーズマン(保護者3):それから、おばあさんの部屋へ入ったら、挨拶をわすれないこと。入って直ぐにそこら辺をきょろきょろ見渡したりしないように。

:うん。

キン肉マン(保護者1):心配性じゃのう……。

テリーマン(保護者2):まあ、気持ちは解るけどな。

(赤ずきん):ところで、おばあちゃんって誰なの?

保護者4人:え…?

ラーメンマン(ナレ):そういえば台本の配役欄には書いてないな。

(演出):俺も知らねぇ。

アシュラマン(音響):むしろ、狼の配役も書いてない辺り嫌な予感が……。

ラーメンマン(ナレ):こうして、赤ずきんは森の向こう外れに住むおばあさんの所にお見舞いに出かけていきました。

ウルフマン(照明):ナレーション普通に進めやがったっ!

ラーメンマン(ナレ):おばあさんの家に向かって森の中を歩いていたその時、赤ずきんはこの辺りに住む狼に出会ってしまいました。

ソルジャー(狼1):やあ、ちゃん。

バッファ(狼3):こんなとこで何やってんだ?

ロビン(狼2):なんならこれから私と一緒に紅茶でもいかがかな?

ウルフマン(照明):何で狼三人もいるんだーーーーっ!?!?!?

アシュラマン(音響):しかも三人とも狼の耳尻尾を着けているな。

ジェロニモ(セット):バッファだけ角もあるから狼だか牛だかよくわからないズラ。

ラーメンマン(ナレ):なるほど、狼の配役が無記入だったのはこの為か。

ミート(セット):呑気に納得してていいんですか?(汗)

(赤ずきん):おばあちゃんのお見舞いに行くの。ニンジャおにいちゃんのお使いで赤ワインとクルミパンを持っていってあげるんだよ。

バッファ(狼3):おばあちゃんって、どこに住んでるんだ?

(赤ずきん):この森の向こう外れに住んでるよ。でもおばあちゃんが誰なのか知らないの。

(演出):赤ずきんっ! 本当のこといわないっ! 知ってるってことになってんだから。

ロビン(狼2):ところでちゃん、今来ている可愛らしいその服は?

(赤ずきん):ニンジャおにいちゃんの手作りだよ。頭巾はおばあちゃんが作ったの。

ソルジャー(狼1):相変わらず手先が器用だな、ニンジャは。

バッファ(狼3):本当にお母さんだな。

(演出):狼1,3っ! 素に戻らないっ! 確かにその衣装作ったのはニンジャだけど。

ジェロニモ(セット):本当はオラが作る予定だったのに……。

ミート(セット):ですがニンジャさんのおかげで良い物が仕上がったじゃないですが。

ソルジャー(狼1):ちゃん、周りを見てごらん。そこらじゅうにきれいな花がたくさん咲いているだろう? 小鳥があんなにいい声で鳴いているのがちっとも聞こえなかったのかな?

ロビン(狼2):おばあさんに周りの花を摘んでお土産に持って行ってあげたらどうだい?

(赤ずきん):でも暑くならないうちにって……。

バッファ(狼3):大丈夫だって。まだ時間は早ェからな。この花を持って行ってやったらおばあちゃんはきっと喜ぶぜ。

(赤ずきん):うん。、おばあちゃんが喜ぶ顔見たいもん。

ラーメンマン(ナレ):そう思うと赤ずきんは花を一本折るとバスケットに詰め、色々な花を探し始めます。

ソルジャー(狼1):そこの横道を行けばもっときれいな花があるぞ。

(赤ずきん):ありがとう、アタルおにいちゃん。

ラーメンマン(ナレ):それを聞くと赤ずきんは花を追いかけて、だんだんおばあさんの家へ向かう道から逸れて行ってしまいました。

ソルジャー(狼1):――で、おまえ達は何を考えているんだ?

バッファ,ロビン(狼3,2):それは勿論……。

      ―――バビューーーンッッッ!!!

ラーメンマン(ナレ):最後まで言う前に三人の狼はその場から全力疾走していきました。

ソルジャー(狼1):考える事は唯一つ!!

バッファ(狼3):先回りしてばあさんを始末してっ!!

ロビン(狼2):ちゃんをモノにするっ!!!

(演出):狼3っ! 始末とかいわないっ! 全員素に戻ってるっ!! てかドサクサに紛れて何いってんだテメーーッ!!!

ラーメンマン(ナレ):こうして狼達によるちゃん争奪戦のゴングが鳴り響きました。

        ―――カ―――ンッ!!

ミート(セット):ラーメンマンさんのらないでくださいっ!

アシュラマン(音響):誰だ!? ゴング鳴らした奴!!

委員長:わしだ。

ウルフマン(照明):委員長ーーーーーっ!?!?!?

ソルジャー(狼1):ナパーム・ストレッチッ!!

ロビン(狼2):ロビーン・スペシャル―――ッ!!

バッファ(狼3):ハリケーンミキサ――――ッ!!!

ラーメンマン(ナレ):こうして、争奪戦に生き残った一匹の狼はおばあさんの家にたどり着きました。

ロビン(狼2):やはり生き残ったのは私だったな。では、ばあさんを始末するか。

(演出):だから始末とかいわないっ!

ラーメンマン(ナレ):狼は家の戸をノックしました。

ロビン(狼2):……………返事がないな。入るか。

        ―――バキッ!

ラーメンマン(ナレ):返事がなかったので戸をブッ壊して家の中に侵入しました。完全に不法侵入だな。

ウルフマン(照明):何やってんだ、正義超人っ!!

ロビン(狼2):誰もいないな……。外出中だったか。

ラーメンマン(ナレ):手間が省けたと狼はおばあさんのベッドに入り込み、カーテンを引いて赤ずきんを待ちました。その頃、赤ずきんは花を探して駆けずりまわっていました。

(赤ずきん):これと、これと、あれと、それからこれも……。あ。

ラーメンマン(ナレ):気が付くと赤ずきんの目の前にはなんと数本の花を持ったブロッケンJr.がおりました。

(赤ずきん):何してるの? ジュニアおにいちゃん。

ブロッケンJr.(花):いや、なんか花の役やれって…。

ウルフマン(照明):花ァッ!? 木ならまだ解るけど花ってっ!!(爆笑)

ラーメンマン(ナレ):いや、ある意味適役だ。

(赤ずきん):ねぇジュニアおにいちゃん、、これからおばあちゃんのお家へお見舞いにいくの。おにいちゃんも一緒にいこ?(にっこり)

ブロッケンJr.(花):ああ…///

ラーメンマン(ナレ):こうして、赤ずきんと花はおばあさんの家へ着きました。

ブロッケンJr.(花):扉、壊れてるな。

(赤ずきん):何かあったのかなぁ? おばあちゃん、おはようございまーす。

ラーメンマン(ナレ):赤ずきんと花が不思議に思いながらも部屋に入ってみると、誰もいないので首を傾げました。

(赤ずきん):誰もいない…。

ブロッケンJr.(花):外出中か?

(赤ずきん):そんなはずないよぉ。ご病気だってニンジャおにいちゃんがいってたもん。おばあちゃん!

ラーメンマン(ナレ):寝床の方へ行ってみるとカーテンが閉められていました。空けてみるとベッドには全身布団に包まっておばあさんらしき人が横になっていました。

(赤ずきん):おはようございます、おばあちゃん。ニンジャおにいちゃんにいわれて赤ワインとクルミパン持って来たよ。

ロビン(狼2):ありがとう。今はまだ食べないから戸棚にしまっておくれ。

ラーメンマン(ナレ):いわれた通り赤ずきんは持ってきた赤ワインとクルミパンを戸棚にしまいました。

(赤ずきん):それからお花も摘んで来たの。お花役のジュニアおにいちゃんだよ。

(演出):赤ずきんっ! 花役っていわないっ!

ブロッケンJr.(花):花役だからやっぱ花瓶に埋けられるのか?

ロビン(狼2):(ほう、Jr.も一緒か)さあ、二人とも、服を脱いで一緒にベッドにお入り。

ラーメンマン(ナレ):疑う事を知らない赤頭巾と花は言われた通り服を脱ぎ始めます。

ウルフマン(照明):おい、ヤバくないかっ!?

(赤ずきん):取ったリボンはどこへ置けばいいの?

ブロッケンJr.(花):取った帽子はどうすればいいんだ?

ロビン(狼2):暖炉の火にくべておしまい。もうおまえたちにはいらないんだから。

(赤ずきん):脱いだケープはどこへ置けばいいの?

ブロッケンJr.(花):脱いだヘッドギアはどうすればいいんだ?

ロビン(狼2):暖炉の火にくべておしまい。もうおまえたちにはいらないんだから。

(赤ずきん):脱いだシャツはどこへ置けばいいの?

ブロッケンJr.(花):脱いだ上着はどうすればいいんだ?

ロビン(狼2):暖炉の火にくべておしまい。もうおまえたちにはいらないんだから。

(赤ずきん):脱いだスカートはどこへ置けばいいの?

ブロッケンJr.(花):脱いだ靴はどうすればいいんだ?

ロビン(狼2):暖炉の火にくべておしまい。もうおまえたちにはいらないんだから。

(赤ずきん):脱いだ靴は何処へ置けばいいの?

ブロッケンJr.(花):脱いだズボンはどうすればいいんだ?

ロビン(狼2):暖炉の火にくべておしまい。もうおまえたちにはいらないんだから。

(赤ずきん):脱いだ靴下は何処へ置けばいいの?

ロビン(狼2):暖炉の火にくべて…いや、脱がなくていい。Jr.、おまえもだ。

ブロッケンJr.(花):あ、ああ……。

アシュラマン(音響):マニアだな、ロビン。

ラーメンマン(ナレ):しまいに赤ずきんと花は下着と靴下だけになってベッドの中に入りました。

(赤ずきん):あれ?

ブロッケンJr.(花):ん?

ラーメンマン(ナレ):よく見てみるとおばあさんにしては何か変だとやっと気付いた赤ずきんと花は質問します。

(赤ずきん):ねぇおばあちゃん、どうしてそんなに大きなうでをしてるの?

ブロッケンJr.(花):俺より大きいな…。

ロビン(狼2):それは、おまえ達をより強く抱きしめられるようにさ。

(赤ずきん):ねぇおばあちゃん、どうしてそんなに大きな足をしてるの?

ブロッケンJr.(花):俺より大きいな…。

ロビン(狼2):それは、より速く走れるようにさ。

(赤ずきん):ねぇおばあちゃん、どうしてレスパンを履いているの?

ブロッケンJr.(花):まるで超人みたいなんだけど…。

ロビン(狼2):それは、おまえ達とお揃いにしたかったからさ。

(赤ずきん):ねぇおばあちゃん、どうして鉄の鎧を着ているの?

ブロッケンJr.(花):俺が知ってる超人と同じ姿なんだけど…。

ロビン(狼2):それは、その鎧が私の家に伝わっている物だからさ。

(赤ずきん):ねぇおばあちゃん、どうして鉄のマスクなんか被ってるの?

ブロッケンJr.(花):………………。

ロビン(狼2):それは……私が、ロビンマスクだからだぁぁぁーーーっ!!!

(演出):狼2っ! 素に戻ってるっ! 赤ずきんも最後の方のセリフ若干違うっ!

ジェロニモ(セット):本来なら大きな耳と目と口のことをきくズラ。

ブロッケンJr.(花):なんか変だと思ったらやっぱりアンタかっ!

ロビン(狼2):時に二人共知っているかな?

(赤ずきん):なに? なに?

ロビン(狼2):フランスのシャルル=ペロー著の文献上最古の赤ずきんでは若い娘たちの性に向けての警告とされているそうだ。内容も赤ずきんが狼に食われた後

「これでお分かりだろう、幼い子供たち。とりわけ、若い娘たち。美しく、育ち良く、品の良いお嬢さんは、誰とでも気安く話すものではない。その挙句、狼に食べられたとしても、少しも不思議ではないのだから。一口に狼といっても、すべての狼が同じとは限らない。抜け目なく取り入ってくる、少しも粗野でない、物静かで優しくて愛想が良くて朗らかなヤツもいる。ヤツらは若い娘さんについてきて、家の中まで、果ては寝室にまで入りこむ。ああ、心得ていなくちゃいけないよ、あらゆる狼の中でも、こういう優しげな者こそが最も危険なのだということを」

という教訓で締めている。

ブロッケンJr.(花):思いきりアンタのことだな。

(赤ずきん):それで?

ロビン(狼2):せっかくだからペロー版にしてみようかと。

(演出):狼2っ! 勝手に路線変更しないっ!! てか喰うの意味が違うっ!!!

(赤ずきん):ロビンおにいちゃん、のことたべるの?

ロビン(狼2):大丈夫。食べると言ってもちゃんのいう食べるではないよ。

ラーメンマン(ナレ):狼は包まっていた布団を投げ捨てると二人をベッドの上に押し倒しました。

ウルフマン(照明):ヤバいってっ!!

(演出):狼2っ! 台本に載ってないことをやらかさないっ!!

ブロッケンJr.(花):オイッ!急に何すんだよっ!

アシュラマン(音響):しかもブロッケンの奴わかってないぞっ!!

ロビン(狼2):はっはっは。大丈夫。二人同時に愛することなど造作もないっ!!!

      ―――ガッシャ―――――ンッッ!!!

????:待ったぁぁぁ――――――ッッ!!!

ラーメンマン(ナレーション):そこへ窓をブチ破って現れたのは先程の争奪戦に敗れた二匹の狼でした。二匹の狼はベッドの上の狼を引き摺り下ろすと醜い争いを始めます。

バッファ(狼3):ロビンッ! テメ抜け駆けしやがってっ!!

ソルジャー(狼1):ちゃんは私の初恋の人だぞっ! 二人に手を出すのは私が許さーーんっ!!

ラーメンマン(ナレ):こうして、今度はちゃん&ブロッケンJr.争奪戦が始まりました。ちなみにキン肉マンソルジャーことキン肉アタルが言った初恋の人という意味は本編の王位編で明かす予定です。

ジェロニモ(セット):何年先になるヅラ?

アシュラマン(音響):笑えんつっこみをするな。本当にそうなりそうだ。

(赤ずきん):ケンカになっちゃった……。

ブロッケンJr.(花):なんですぐケンカすんだろーな、あのバカ3人は。

????:まったくだ。

ラーメンマン(ナレ):赤ずきん何者かに後ろから抱きしめられました。

????:あんなバカどもに私の女は渡せんな。

ラーメンマン(ナレ):驚いて振り向くと、そこには狼4こと悪魔将軍の姿が……。

全員:ゲエエ―――――ッ!?

アシュラマン(音響):将軍様――――――っ!?!?!?

ミート(セット):何故おまえがここにっ!?

悪魔将軍(狼4):超人委員会から狼4役をやれと通達が来たんでな。

ジェロニモ(セット):確かに悪魔将軍も狼の耳尻尾つけてるヅラ…。

ウルフマン(照明):何考えてんだ、超人委員会っ!!!

悪魔将軍(狼4):劇なんぞに興味はないが、が出ているなら話は別だ。それも赤ずきんとはな……。

(赤ずきん):…ッ! やだッ!

悪魔将軍(狼4):頬をなぞっただけだというのに震えているな。恐ろしいか?この私が。始めて会った時も再び会った時もそうだったな。震えながらも真っ直ぐ私を見つめ返していた。

ラーメンマン(ナレ):この台詞の詳細は本編の黄金のマスク編で明かす予定です。

ブロッケンJr.(花):普通にナレーションやってる場合かよっ! テメエ!ちゃんをはな……うわ!?

ラーメンマン(ナレ):赤ずきんを助けようと果敢に立ち向かった花でしたが首根っこをつかまれてしまいました。

悪魔将軍(狼4):大人しくしていろ。そうすれば酷くはせん。

ウルフマン(照明):おまえもブロッケン狙いかっ!!

ソルジャー(狼1):なにぃ!? 誰がJr.狙いだっ!?

ロビン(狼2):なっ…キサマは…!!

バッファ(狼3):悪魔将軍っ!!

ミート(セット):――って、今まで気付かんかったんか―――い!!!

ジェロニモ(セット):ずーっとケンカしてたヅラ。

ロビン(狼2):何故貴様がここにいるっ!

悪魔将軍(狼4):同じことを二度いうつもりはない。

ラーメンマン(ナレ):超人委員会からの通達だそうだ。

バッファ(狼3):はあっ!?

悪魔将軍(狼4):それはそうとバッファローマン、に手を出そうとしたそうだな?

バッファ(狼3):―――っ!

悪魔将軍(狼4):忘れるな。たとえ正義へ行こうとおまえもニンジャも、勿論も私のものだ。

バッファ(狼3):〜〜〜っ!!

ソルジャー(狼1):なんだ、あの男私と同類か。

(演出):狼1っ! そういうことはいわなくていいからっ! 狼4も素でやんなっ!

ジェロニモ(セット):アシュラマンもそうズラか?

アシュラマン(音響):私はどちらとも違うぞ。

悪魔将軍(狼4):それにしてもずいぶん挑発的な恰好だ。

ブロッケンJr.(花):は?

(赤ずきん):???

ジェロニモ(セット):そういえば二人とも下着と靴下だけズラ。

バッファ(狼3):お、俺はいつも通りですが…?

悪魔将軍(狼4):オプションがついているではないか。さしずめ敵わぬと解っていながら虚勢をはる狼、といったところか…。

ウルフマン(照明):おい! このままだとあの二人、いや三人ヤバいぞっ! 誰かキン肉マン呼んでこいっ!

ジェロニモ(セット):でもオラたちが止めに入ったら劇がメチャクチャになるズラ。

ミート(セット):狼役が複数な上に悪魔将軍が出てる時点ですでにメチャクチャですっ!!

(赤ずきん):待って。トイレに行きたい。外へ行かせて?

(演出):うまい! フランス南部のニエーブルで採録された「おばあちゃんの話」じゃそういって狼から逃げたんだ。つってもペローやグリムの影響を受けていない民間に伝承されてる物語だけど。

ミート(セット):じゃあちゃんはこのことを知ってて?

アシュラマン(音響):いや、偶然だろう。少なくとも私もニンジャもその話を読んだ覚えはない。

ウルフマン(照明):つーか読み聞かせてやってるんだな…。

悪魔将軍(狼4):そんなもの、ベッドの中でしてしまえ。見ててやろう。

(演出):狼4っ!「おばあちゃんの話」通りに返したけど最後の一言だけ余計っ!

アシュラマン(音響):というより、あれは素だろう。

ラーメンマン(ナレ):ん? これは…。

ジェロニモ(セット):どうしたズラ?

ラーメンマン(ナレ):なるほど。そういうことか……。安心しろ、みんな。もうじき面白いことが起きるぞ。面白いことが、な……。

ロビン(狼2):あれは、王位編の対バイク戦でバイクマンを欺いた時に見せたあの笑みだっ!

ソルジャー(狼1):いったい何が起こるというんだ?

      ―――ゴンッ!!

ラーメンマン(ナレ):その時、悪魔将軍の脳天にフライパンが振り落とされました。その衝撃に悪魔将軍はその場に倒れます。しかもフライパンの持ち主を見てみると、そこにはおばあさんことロビンマスクの妻アリサの姿が…。

全員:ゲゲエエ――――――――ッ!?!?!?

ロビン(狼2):ア、アリサ!? 何故君がここに!?

アリサ(おばあさん):私にも超人委員会から通達が来たの。こんにちわ、ブロッケンJr.さん。ちゃんも元気だった?

ブロッケンJr.(花):あ、こ、こんにちわ…。

(赤ずきん):アリサおねえちゃん!

ラーメンマン(ナレ):赤ずきんはおばあさんに会えたのが嬉しくて思わず抱きつきます。

(赤ずきん):おねえちゃんがおばあちゃんだったの?

アリサ(おばあさん):ええ、そうよ。久しぶりね、ちゃん。会いたかったわ。ロビンったらなかなかちゃんを連れてきてくれないんだもの。

(赤ずきん):もおねえちゃんに会いたかったよ。

アシュラマン(音響):素になっているとつっこまないのか?

(演出):つっこみてぇけど、アリサねーちゃんにつっこむ勇気ない…。

アリサ(おばあさん):ところであなた?

ロビン(狼2):(ギクウゥッ!)な、なんだい? アリサ。

アリサ(おばあさん):劇を初めから見ていたのだけど、どうして二人に手を出そうとしたのかしら?

ロビン(狼2):ご、誤解だアリサ! ちゃんにかぎっては最後までする気はなかったっ!!

ウルフマン(照明):手を出そうとしたことを否定しろよっ!!

アリサ(おばあさん):ダメじゃない、あなた。私いったわよね? ブロッケンJr.さんはともかく、ちゃんに手を出すのはあと10年は待たないとって。

ジェロニモ(セット):しかも浮気容認ズラ。

アシュラマン(音響):それ以前の問題じゃないのか?

ソルジャー(狼1):とんでもない夫婦だな。

悪魔将軍(狼4):まったくだ。

バッファ(狼3):あんた達にいえた義理か?

アリサ(おばあさん):しかも、そこにいる方々もそうみたいだし。

ラーメンマン(ナレ):狼の浅はかさにおばあさんは溜息を吐きます。

アリサ(おばあさん):できることなら私の手で引導を渡したいところだけど、残念なことに私の役目はおばあさん。赤ずきん同様狼の手から助けられるの。

アシュラマン(音響):全く助けられていないがな。

ミート(セット):本来ならおばあさんは狼に食べられている筈ですから……。

ジェロニモ(セット):そういえばロビンはおばあさんを始末しようとしてたズラ。

ロビン(狼2):そ、それはおばあさん役がアリサだとは知らなかったから……!!

アリサ(おばあさん):だから、私たちを助けてくれる猟師を呼んでおいたわ。

全員:へ…?

    ―――ズドンッ!!

ラーメンマン(ナレ):その時、狼達の鼻先を弾丸が掠めました。

????:外してしまったな……。

ラーメンマン(ナレ):声がした方を見てみると、そこには猟銃を持ったブロッケンマンが……。

全員:げえ――――ッ!!

(赤ずきん):おじちゃんっ!

ブロッケンJr.(花):ファーターッ!? 何でここに!?

ブロッケンマン(猟師):猟師役をやれと通達が来たんでな。

ウルフマン(照明):そんな理由でこれたのかよっ!?

バッファ(狼3):超人墓場の鬼の制止を振り払って来たのか、許しを得たのか気になるところだな(汗)

ロビン(狼2):二人が出るならってことで来たんだろう。

ブロッケンマン(猟師):それにしても、俺が死んで随分経つが二人共元気にしているようだな。

ブロッケンJr.(花):ファーター……。

(赤ずきん):おじちゃん……。

(演出):猟師と花と赤ずきんっ! 気持ちは解るけど素にならない!

アシュラマン(音響):ブロッケンマンにはつっこめるのだな。

ブロッケンマン(猟師):――で、俺の息子とこの少女に手を出そうとしたのは誰だ?

ウルフマン(照明):恐っ! オーラ恐っ!

アリサ(おばあさん):そこにいる狼に扮装した方々よ。

ロビン(狼2):誤解なんだアリサっ! Jr.はそうだがちゃんにかぎっては最後まで犯るつもりは…!

バッファ(狼3):おまえもう黙ってろっ! 余計ややこしくなるっ!

ソルジャー(狼1):そういうおまえも手を出したではないかっ! 私でさえまだなのにっ!!(※本館「血盟軍の…」参照)

悪魔将軍(狼4):私はしたぞ。最後まで。

全員:ゲエエ――――――ッッッ!?!?!?

(演出):狼1,2,3! 素に戻ってるっ! 狼4はどういうことだテメ――――ッ!!

アシュラ(照明):演出が一番素になっているな。

ブロッケンマン(猟師):ほぅ……。ではこの御夫人に代わって俺が引導を渡してやろう。貴様達、覚悟はいいな…?

ラーメンマン(ナレ):猟師は狼に向けて笑みを浮かべました。美形だけあってそこら辺のものより迫力があります。

バッファ(狼3):ラーメンマンより恐ェ――――ッ!!

ロビン(狼2):この人は様々な大会で試合した超人全て殺して優勝しているから侮れんぞ……。

ソルジャー(狼1):ああ! そうだった!

悪魔将軍(狼4):………。

(赤ずきん):ねぇ、おにいちゃんたちは何やってるの?

ブロッケンJr.(花):さ、さあ……。

アリサ(おばあさん):いいのよ、ちゃんは知らなくて。

ラーメンマン(ナレ):おばあさんは赤ずきんの耳を塞ぎ、向こうへ向かせていました。ブロッケンマンがオーラを醸し出した辺りからそうされていたので今の現状を解っていません。花もナレーションである私がそうしている。

(演出):ナレーション! あんたまで素にならない!

(赤ずきん):なんだかよくわかんないけど、これからは寄り道をしちゃダメってことだよね。

ラーメンマン(ナレ):赤ずきんはそう思いました。そしてその翌日、赤ずきんは再びおかしを持っておばあさんの家に来ておりました。

(赤ずきん):おばあちゃん、おいしい?

アリサ(おばあさん):ええ、とってもおいしいわ。ザ。ニンジャさんのお料理の腕はプロ並ね。

ニンジャ(保護者4兼お母さん):光栄でござる。

キン肉マン(保護者1):おかしも美味いが牛丼も美味いぞい!

テリーマン(保護者2):そうだなぁ、キン肉マンv

ブロッケンJr.(花):つーか何つくっても美味いよな。

ウォーズマン(保護者3):………。(こくこく)

ウルフマン(照明):保護者も花も来てた―――ッ!!

ジェロニモ(セット):原作は赤ずきんのみズラ。

ラーメンマン(ナレ):しばしの間、ティータイムを楽しんでいましたが赤ずきんが話を切り出します。

(赤ずきん):おばあちゃん、ここにくる途中で狼に会ったよ。

アリサ(おばあさん):まぁ、それで?

(赤ずきん):それでね、こんにちわってあいさつしたかったんだけど、みんなったらを連れて凄いスピードで走っちゃったの。

ニンジャ(保護者4兼お母さん):こちらを思い切り変態の目で見ていたでござったからな。

キン肉マン(保護者1):なんか知らんが目がギラついとったのぅ。

テリーマン(保護者2):走り抜けていなかったら俺を除く全員確実に輪されただろうなぁ。

(演出):保護者2! 輪されたとかいわない!

テリーマン(保護者2):まぁ、何があってもキン肉マンとちゃんは守るぞv

ブロッケンJr.(花):へ? 何? 何?

ウォーズマン(保護者3):ブロッケンは知らなくていいから……。

アリサ(おばあさん):へえ……。

ラーメンマン(ナレ):その時、周りの温度が一気に下がりました。おばあさんは絶対零度の笑みを浮かべています。

アリサ(おばあさん):なら戸に鍵をかけておきましょうか。

ラーメンマン(ナレ):何時もと変わらない声なのに赤ずきんと花と保護者1以外の全員は青褪めておりました。それから間もなくして、おばあさんの家の前に昨日とは別の狼が……。

ロビン(狼2):やっと追いついたな。

ソルジャー(狼1):それにしてもニンジャのやつ、いきなり突っ走らなくても……。

悪魔将軍(狼4):全く、昨日は酷い目に合った。

バッファ(狼3):(つーか、まだ真面目に出るつもりかよ……)(汗)

ラーメンマン(ナレ):失礼。昨日と全く同じ狼たちが到着しました。

(演出):ナレーション! 読み間違いしない!

ウルフマン(照明):つーかどうやったら読み間違えるんだか……。

アシュラマン(音響):まあ、原作じゃ別の狼だからな。

悪魔将軍(狼4):鍵がかかっているな……。

ロビン(狼2):では、入るか。

ウルフマン(照明):おおい! 壊す気満々かよ正義超人!!

ソルジャー(狼1):ここは私が何とかしよう。

ラーメンマン(ナレ):狼1は扉のすぐ前に立ちました。

ソルジャー(狼1):では、ゴホン…「開けて頂戴、おばあちゃんv赤ずきんよvおばあちゃんにお菓子を持ってきたのよv」

バッファ(狼3):キモッ!! それちゃんの声真似か?全然似てねぇし。

ロビン(狼2):語尾にハートマークをつければ似るもんじゃないだろう。

悪魔将軍(狼4):殺すぞ。

ソルジャー(狼1):何もそこまでいわなくとも……。

ラーメンマン(ナレ):目の前の扉は勿論開きませんでした。

ソルジャー(狼1):グム〜。

バッファ(狼3):どうする?

ロビン(狼2):フム……ここは屋根の上でちゃんたちが出てくるのを待とう。そして後をつけて暗がりで全員戴く。

悪魔将軍(狼4):それが妥当か。

ラーメンマン(ナレ):狼たちは屋根の上に登り始めます。

ソルジャー(狼1):私を置いていくなーーっ!!

ラーメンマン(ナレ):いじけていた狼1も慌ててその後を追いました。そしておばあさんの家の中では保護者4兼お母さん的存在のニンジャがその様子を見ていました。

ニンジャ(保護者4兼お母さん):拙者達が家から出て来るのを屋根の上で待ち伏せするつもりでござる。

テリーマン(保護者2):さて、どうしたものか……。

キン肉マン(保護者1):別に良いのではないか?

ウォーズマン(保護者3):良くないんだ、キン肉マン。

アリサ(おばあさん):ではこうしましょう。ザ・ニンジャさん、暖炉に火を起こして下さる? テリーマンさんはここに風呂桶を。ウォーズさんとブロッケンJr.さんは昨日ウインナーを茹でた水がありますから風呂桶に入れて下さいね。

(赤ずきん):おばあちゃん、は?

キン肉マン(保護者1):私は何をすればいいんじゃ?

アリサ(おばあさん):ちゃんもウォーズさんブロッケンJr.さんのお手伝いをしてちょうだい。キン肉マンさんはそこで見てて下さいな。

ウルフマン(照明):的確な指示だな、アリサさん。

アシュラマン(音響):キン肉マンに手伝わせたら確実に何かしでかすからな。

キン肉マン(保護者1):なんじゃい! 二人して私をバカにしおって!

(演出):保護者1! 裏方に話し掛けない! 事実なんだからしょーがねぇじゃん!!

ミート(セット):くんもけっこういうなぁ…。

ラーメンマン(ナレ):おばあさんに言われた通り保護者4は灼熱地獄で暖炉に火を起こし、保護者2は其処に風呂桶を置きます。保護者3と花と赤ずきんはウインナーを茹でた水をバケツリレーで風呂桶に入れました。ちなみに原作ではウインナーではなくソーセージだが、管理人がウインナーの方が好きという理由で変更になっている。

(演出):ナレーション! 裏事情を明かさない!

ジェロニモ(セット):そういえば管理人、小6くらいまでソーセージとウインナーの区別がつかなかったズラ。

アシュラマン(音響):レタスとキャベツの区別もつかなかったくらいだからな……。

(演出):裏方二人もよけいなこといわない!

ウォーズマン(演出):これでよし、と…。

(赤ずきん):どうなるの?

アリサ(おばあさん):もうじきわかるわ。

ラーメンマン(ナレ):しばらくすると風呂桶に入れたウインナーの茹で水が沸騰し、良い香りしだしました。良い香りは煙突を通って狼がいる屋根にも届きました。

ロビン(狼2):これは……。

バッファ(狼3):ウインナー、だな。

悪魔将軍(狼4):何故そのような匂いが?

ソルジャー(狼1):発生源はここのようだぞ。

ラーメンマン(ナレ):狼たちは良い匂いに誘われ、煙突の中を覗き込みます。

ソルジャー(狼1):腹が減ってきたなぁ……。

悪魔将軍(狼4):フム……。

ロビン(狼2):そういえば食欲と性欲は連動しているといわれているな。

ラーメンマン(ナレ):一斉に首を伸ばしたそのときです。

         ―――ずるっっっ

狼一同:あ。

ラーメンマン(ナレ):狼たちはバランスを失って煙突の中へまっさかさま。そして…

         ―――ドッボ―――ンッッッ!!

狼一同:熱っちゃ―――――――――――――っっっ!!!!!!

ラーメンマン(ナレ):案の定、ぼっこぼこに沸騰した湯の中へダイビングしてしまいました。あまりの暑さに狼達は飛び上がって部屋の中を駆け回ります。

狼一同:水水水水水水――――――ッッッ!!!

         ―――ばっしゃ――――ッ!!!

アリサ(おばあさん):はい、水。

(赤ずきん):だいじょうぶ? みんな。

キン肉マン(保護者1):大丈夫か!?

ウォーズマン(保護者3):ロビン!!

ブロッケンJr.(花):うわー……。

悪魔将軍(狼4):バッファローマンよ、もう少しで牛しゃぶになるところだったな。

バッファ(狼3):……はい。(←逆らえない)

ロビン(狼2):優しいなぁ、みんな。

ソルジャー(狼1):それにひきかえ、ニンジャは……。

ニンジャ(保護者4兼お母さん):フン! 自業自得でござる。

アリサ(おばあさん):ニンジャさんのいう通りよ。

ラーメンマン(ナレ):おばあさんは再び絶対零度の笑みを浮かべていました。狼達の傍に駆け寄っていた 者たちも思わず其処から離れ、或いは離れさせようとします。

テリーマン(保護者2):キン肉マン、牛丼のおかわりがあるぞ。

ニンジャ(保護者4兼お母さん):ちゃんとJr.の分もこちらに……。

キン肉マン(保護者1):おお!牛丼一筋300年〜♪

(赤ずきん):はーい。

ブロッケンJr.(花):お、おう!

ウォーズマン(保護者3):ロビン、悪いけど俺まだ死にたくないから……。

ロビン(狼2):ああ! ちゃんっ! キン肉マンッ! ウォーズッ!!

ソルジャー(狼1):スグル―――ッ!!

(演出):止められない! もう誰にも止められない…!!

アリサ(おばあさん):猟師のブロッケンマンさんに引導を渡してもらったのにまだ懲りてないなんて……。明日の朝食はホットドックがよろしくて?

ロビン(狼2):え……?

バッファ(狼3):ホットドック……?

ジェロニモ(セット):どういう意味ズラ?

ウルフマン(照明):さあ……?

ソルジャー(狼1):ハ! まさかっ!

狼一同:焼・か・れ・る……!?!?!?

ラーメンマン(ナレ):狼一同は大慌てで己の股間をガードします。

ウルフマン(照明):そういう意味かよっ!!

ジェロニモ(セット):下ネタ ズラ。

アシュラマン(音響):一人一本限定だな。

悪魔将軍(狼4):私は帰る。

バッファ(狼3):ゲ――ッ! 将軍様が逃げた―――ッ!!

ソルジャー(狼1):ずるいぞ貴様――――ッ!!

アリサ(おばあさん):それでは始めましょうか。大丈夫よ、。心配しなくても麻酔を使えば痛みを感じないわ。

ロビン(狼2):アリサ! 本当にすまなかった! ちゃんと10年待つから!

バッファ(狼3):劇だから! これ劇だから!

ソルジャー(狼1):むしろ私はまだ何も……!!

狼一同:ギャアアアァァァァッッッ!!!

キン肉マン(保護者1):牛丼は美味いのぅ。ところで今何か聞こえんかったか?

(赤ずきん);にも聞こえたよ。

テリーマン(保護者2):気のせいさ、二人ともv

ニンジャ(保護者4兼お母さん):隣りに非難しておいて良かったでござるよ……。

ブロッケンJr.(花):世の中には知らなくていいことがあるんだよな……。

ウォーズマン(保護者3):ごめん、ロビン……。

ラーメンマン(ナレ):こうして、赤ずきん達は誰にもどうにもされたりなんかしませんでした。翌日の朝食が本当にホットドックだったかは当人たちのみぞ知る……。めでたしめでたし。

狼一同:めでたくねええぇぇぇ―――っっっ!!!

 

 

 

 

 

END

 

 

 

 

 

その後

:だいじょうぶ?ミート。

ミート:はい……。

ウルフマン:心配したぜ。あの後倒れたもんだから。

アシュラマン:子供にホットドックはきつかったんだろう。

委員長:諸君、おるか?

ジェロニモ:あ、委員長ズラ。

キン肉マン:何の用じゃ?

委員長:皆の頑張りのおかげで劇は大盛況のうちに終わったっ! 諸君は今回の劇、どう思った?

:たのしかったよ♪

アシュラマン:約2名、心に傷を負ってるがな。

バッファ:ブツブツブツブツ……。

ソルジャー:ナパームが、私のナパームが……。

ブロッケンJr.:バファローマン! しっかり!!

ニンジャ:ちゃんとナニは無事でござる!!

ロビン:本当にホットドックにされるかと思ったぞ、アリサ。ウォーズは今晩家に泊まりなさい。

アリサ:ごめんなさい、あなた。でもちゃんと10年は待ってくださいね。

ウォーズマン:………………。(真っ青)

ラーメンマン:――で? まさかそんな感想を聞くためだけに来たわけではないでしょう?

委員長:うむ。実は先程観客からのアンケートの集計が全て終わったんじゃが是非第二弾も企画して欲しいという感想が殺到してな。それで第二弾の演目内容をどうするか諸君の意見を…。ど、どうした?  バッファローマン、何故ハリケーンミキサーの準備を? ソルジャー、それナパームストレッチの構えでは? ロビンマスク、ロビンスペシャルの準備なんていらんぞ? ザ・ニンジャ、灼熱地獄なんぞ出してどうする? ブロッケンJr.、ベルリンの赤い雨の構えなんぞして。ウォーズマンもスクリュードライバーの構えなんて。ウルフマンもアシュラマンも臨戦態勢に入るんじゃないくん、壁にヒビなんぞ入れられたのか?  いつの間に戻って来た? 悪魔将軍、ブロッケンマン。ラーメンマンもアリサ夫人もその笑みはいったい…? しょ、諸君?諸君?しょ………………。

 

 

 

 

 

翌日

委員会関係者1:おい。今日委員長は?

委員会関係者2:なんか超人達に第二弾のことをもちかけに行った後、全治六ヶ月の重傷を負ったらしいぞ。

委員会関係者1:はあ!?!?!?

 

 

 

 

 

今度こそ本当にEND


亮祐:管理人です。軽い気持ちで始めたパロ夢の筈が何故かBL要素が入り、犯罪チックになってしまいました。
翔:計画性がないからだろ。
亮祐:そうともいう…。ここまで読んでくれた方、本当にありがとうございます!今作は初代肉原作&アニメ沿いW夢主人公小説の番外編ということで書きました。番外編なので時空列は特に考えておりませんが血盟が出てるので原作終了後あたりかと。書きたいもの詰め込み過ぎた感が拭えないです。特に某将軍と某英国夫人ハッチャけすぎました(汗)できればU世版もやってみたいなぁとか思っていたり…。
翔:U世まで壊す気か?
亮祐:ではこの辺で失礼をっ。

 

 

BGM:なし(というより、色々聞きながら書いたものだからどれを聞いたかもう解らない…)

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