ここは、大きな本がたくさん散らばってる読書家の処刑場。
「便利だよね。の真拳って」
話してきたのは読書家だった。
「そうでもないよ」
「そう?」
「だって、あくまでもものまねだから。本物と比べると効果半減だよ」
そう。ものまねが本物に叶うなんて事は滅多にない。
だから―――
「さっきリュウガにかけたROCKももうすぐ解けるよ」
「……ブハアッ!!」
硬直してたリュウガが動き出した。
大体五分くらいかな?
「何もやっちゃいねぇのにいきなり何しやがんだっ!!」
「だってリュウガ=鍵真拳だもん」
「不条理な公式たててんじゃねぇよっ!!」
でも公式公認だと思うし。
「あと、ボクがものまねしたいって思ってる真拳しかできないし」
「スルーすんなっ!!」
「したくない真拳なんてあるの?」
「うん。例えば―――」
「ハイドレ様の足の裏真拳とか」
読書家も、騒いでたリュウガも黙ったので、ボクは読みかけの本の続きを読み出した。
手にしてる本はから○のパン屋さんだった。
END
亮祐:管理人です。ものまね真拳のルールを考えてみました。
制約とかないと敵なしな真拳になってしまうので。本当は龍牙は出さず、詩人と二人だけの話になるはずだったのですがいないと寂しかったので出しました。
翔:ギャグ無くしたくなかったんだな。
亮祐:ではこの辺で。
BGM:なし