「まったく、何をやっているんだか・・・」
は隣の富樫達とは別の大部屋で事の一部始終を聞いていた。
だが盗み聞きした訳ではない。予算の都合上、この建物の壁は薄いので隣の部屋の声は丸聞こえなのだ。
はベッドへと目を向ける。ベッドでは四人の男が横たわっていた。
「・・・早く目覚めてやれ。そして早く桃の気を楽にさせろ」
一人の男へ向かってそう呟くと、は赤石が居なくなったのを見計らってから部屋を出た。
その一人の男の頬には三本ずつの大きな傷跡があった・・・。
END
亮祐:その頃伊達は?というのをおまけで書いてみましたが・・・。
翔:セリフなしかよ。