ボンバーマンジェッターズ

明かされた真実は残酷な記憶

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 不意に
 不意に思い出した。
 昔の記憶を
 昔の名を。

 マイティを殺したのは俺だ。
 いや、マイティだった昔の俺を殺したのが今の俺だ。

 マイティはあの小僧を好いていた。
 だが自分は兄だからと苦しみ続けていた。
 苦しんで 苦しんで 苦しんで
 俺を、創った。
 そして俺に自分を殺させた。

 後のことを俺に託して

 俺に記憶がなかったのは、俺という存在が生まれたばかりだったから。

 ボムの投げ方が同じだったのも
 風船ボムを知っていたのも
 あの小僧にこの感情を抱いたのも
 俺がマイティから創られたから。

 ……いいだろう。
 貴様が託した望み
 俺が叶えてやる。

 俺であった貴様への
 敗者となった貴様への
 せめてもの餞別だ。





 なのに

「大丈夫だよ、兄ちゃん。僕がついてるから」

 おまえは何故、そんなにも兄を求める。
 何故兄であるマイティを求める。
 何故兄でなくなった俺を求めない。

 おまえにとって俺は要らないものなのか?
 おまえは兄しか要らないのか?
 兄以上のものは要らないというのか?

 ならば

「俺はマイティではない。その証拠に、マイティは俺が殺した」

 ならばおまえに真実を
 残酷な記憶を告げてやろう。





END


亮祐:100%妄想ですな、これは。女性向き以外の何物でもない。言わなくても解ると思いますが殺したっていってもナイフでグサーっとかいう肉体的なものでは ありません。精神的なものです。それに管理人の中のMAXはこんなもんじゃない。もっともっともっともーーっと鬼畜なんだっ!マンキンのハオ並にっ!
翔:いや、分からんて。
亮祐:続き、書けるんかな……。
翔:まだ書く気か。


BGM:『エアーポケット』/中谷美紀

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