[PR] この広告は3ヶ月以上更新がないため表示されています。
ホームページを更新後24時間以内に表示されなくなります。
「涼華さんってどんな人だったの?」
そんなことを言い出したのは意外にも実験器具の片付けを手伝っているピンクだった。
その言葉に一緒に手伝っていた爆、カイ、アリーシャ、そして爆の父親、嵐も一斉に動きが止まった。
「どうしたんだ? ピンク。急に質問なんかして……」
「そうですよ。いきなりすぎます」
「ボクもビックリしたー……」
急な質問に三人は拍子抜けしていた。
急に質問したかと思ったらそれが爆の母親である涼華のことだなんて。
詮索好きのデッドやライブならともかく、ピンクが訊くとは思いもしなかった。
「だって気にならない? 爆の性格って母親である涼華さん似なんでしょ? いったいどのくらいハチャメチャな人だったのか…」
「それは少しばかりひどいんじゃないかな、ピンクちゃん……」
その言葉に流石の嵐も苦笑いを浮かべている。
けれどあまり強く言い返すことも出来なかった。
事実そうだったから。
「いわれてみればそうですよね……」
「実はボクも気になってたんだ。2人の出会いとか」
「そっか……」
カイとアリーシャの言葉を聞きながら嵐はその時の事を思い出す。
11年前の彼女との出会い。
そして事件。
―――そろそろ、話してもいいのかもしれない
嵐は爆を見た。
「―――で、爆は?」
「オレは別に……」
「またぁ。本当は気になるんでしょ?」
「だから気にならんといってっ……」
「カワイイなぁ、爆は」
「だから人の話を聞けーーーっ!!」
相変わらずのゴーイング・マイ・ウェイで親馬鹿な嵐に爆はキレた。
「涼華のことだよね? それを説明するには出会ったときのコトとかを話さなきゃならないんだけど、それでもいい?」
「いいわ」
「私もかまいません」
「―――、で、どんな出会いだったの?」
嵐の口元が自然と綻んだ。
そんなに聞きたいなら話してやろう。
11年前の彼女との出会いを。
彼女との恋の始まりを。
四人の反応を見て嵐は懐かしそうにその時のことを話し始めた。
亮祐:管理人です。同人で書いてるGC学園の番外編の始まりです。ほぼオリジナルの爆父、爆母中心の話ですがGSらもちゃんと出てきます。どんな終わりを迎えるか、管理人にもわかりません。
翔:行き当たりばったりかよ!!
亮祐:ではこの辺で。
BGM:なし