自警団ジェッターズのリーダー「マイティ」。
伝説のボンバーマンと囁かれるほどの真の勇者。
だが、そんな彼の本性を知る者は少ない……。
「ほら、バーディ。この子がシロボンだよ」
「ああ」
「可愛いだろう?それとも、こっちの昨夜作ったばかりの新作、お手製シロボンヌイグルミのほうが分かるかな?」
「ああ……」
「やっぱりこの世で一番可愛いのはうちのシロボンだよ。モー○。の加○ちゃんなんて目じゃ」
「いい加減にしやがれっ!!!」
ジェッターズ基地にバーディの怒鳴り声が木霊する。
「どうしたの?バーデイ。急に怒り出すなんて。もしかしてっ……。バーディって、モーおた……?だから急にキレ……」
「それ以上いったら本当にブッ殺すぞ……」
いくら何でも、モーおたと思われるのはごめんだ。
あんな奴等の仲間に見られるくらいなら死んだ方がマシである。(酷)
「マイティ、胸に手ェあててよく考えてみろ。そうすりゃ分かる」
「………………全然分からないよ?」
「………………」
本当に手を当ててそういい切ったマイティに撃沈するバーディであった。
バーディがキレた理由はマイティの態度である。時間さえあればやれ弟のシロボンは可愛いだの、シロボンは世界一だのピンクオーラ全開でウチの弟自慢をしてくるのだ。
こちらからしてみればいい迷惑である。
「そんなことよりほら、可愛いだろう?」
こういう時は肯定するしかない。
否定すれば最後、世界最強(最凶)、いや魔王も恐れる勇者どころか鬼神と化した伝説の煩場亜慢(ボンバーマン)マイティによってこの世から証拠塵一つ残さず消されてしまう。
「ああ……」
「そうだろう?でも……」
だが肯定すると
「あげないからねv」
決まってマイティはいつも以上の笑顔で言い切ってしまうのだ。
「どこの馬の骨か分からない輩にウチの大切なシロボンはやれないよ」
「(親友である筈の俺でも馬の骨扱い……)」
こんな奴が伝説のボンバーマンかと思うと人知れず泣かずにはいられないバーディであった……。
自警団ジェッターズのリーダー「マイティ」。
伝説のボンバーマンと囁かれるほどの真の勇者。
だが、そんな彼の本性が弟の写真と一晩で作り上げてしまう弟の1/3スケールのヌイグルミを如何なる時であろうと肌身離さず持ち歩き、尚かつ弟が関われば親友である筈の同僚でさえも馬の骨呼ばわりするハイパープラズマボム並みのブラコンである事を知る者は少ない……。
END
亮祐:マイティは絶対ブラコンだと思う。ヌイグルミなんか絶対全てお手製で部屋中に飾っている筈。しかもヌイグルミだけでなくシロボンマスコットやシロボン携帯ストラップなんかもお手製でグッズは軽く100を超えてる筈だ。
何せ思い出した記憶の95%がシロボンなんだから。(笑)1つくらい分けてくれ。
翔:無理だろ。
亮祐:あとモ○娘。の加○ちゃんFANに謝罪いたします……。俺自身は好きなんだけどね、加○ちゃん……。
BGM:『Perfect Blue』/L’Arc〜en〜Ciel