「どうして・・・どうして俺様は人気がないんだーーーっ!!!」
コングマンの突然の叫びに皆は唖然としてしまった。
だがここは正直に答えてやるべきだろう。
「どうしてって・・・サブキャラだし?」
―――グサッ!
「暑苦しい」
―――グサッ!
「美形じゃないしな」
―――グサッ!
「私よりも強いですけど、筋肉ムキムキですから・・・」
―――グサッ!
「音痴だしねーぇ」
―――グサッ!
ルーティ、リオン、ウッドロウ、チェルシー、ジョニーの容赦ない返答がコングマンの胸に突き刺さっていく。
「あの・・・スタンさんはどう思います?」
「オレ?」
そうだ。フィリアにスタン。
この二人がまだ残っていた。
二人ならいい返答が返ってくる筈。
だが
「そうだなぁ・・・。やっぱり、メイン・サブキャラの中で唯一OPムービーに出てないからじゃないかな?」
―――グササッ!
「あ、あのっ・・・大丈夫ですわ。たとえ、サブキャラであろうと、暑苦しかろうと、美形じゃなかろうと筋肉ムキムキであろうと、音痴であろうと、唯一OPムービーに出てなかろうと、そして女遊びをする不潔な方であろうと神の御加護はありますわ」
―――グサササッ!!
この二人の方がもっとキツい返答。
「ち・・・ちくしょーーーーっっ!!!」
あまりの仕打ちにコングマンは泣きながら走っていってしまったのであった・・・。
END
亮祐:いや、コングマンのことけっこう好きなんだけど。本当に。
翔:嘘くせぇって・・・。